ブログ

スマホやゲームを取り上げても効果がない!? ( Part 2 )

(この記事は後編です。
 ぜひ前編もご覧ください!)

では次にテーマ②の

スマホやゲームばかりする子どもを
どうすれば勉強に向かわせられるか


ですが、これはかなり難しいですね。


「こうすれば勉強しない子どもが
 確実に勉強するようになる」


という画期的でお手軽な方法があれば
ぜひ教えてほしいくらいですが、
おそらくこの先もきっとそんなものが
登場することはないと思います(;^ω^)


そこでまずは条件を整理してみましょう。


お子さんが自分から進んで
勉強に向かうようになるためには


お子さんの中で


勉強そのもの、または勉強で得られる何かが
他のものよりプラスである必要があります。


つまりは勉強の優先順位が
他のものより上に来ることが
必要不可欠なわけです。


そしてもちろんのことですが
勉強そのものがプラスでなければなりません。


もし、勉強したくないという状態で
ほかのものをすべて取り上げて
勉強せざるをえない状況にしても


すぐにほかの何かを見つけてくるか
最悪の場合、親子間の対立になるというのは
Part 1 でお話しした通りです。


とりあえずの大前提として
お子さんが勉強にプラスイメージを
持てるように導くというのが
基本方針であることを押さえてください。


では、その具体的な方法ですが


勉強に対して積極的でない子に
勉強の大切さや必要性を
口で説明しても効果はありません。


もちろん、そういった話を
親子でするのは大切ですよ。


ただ、やはりタイミングというものがあって
現段階ではそもそも聞く耳を持たないでしょう。


お子さんの中で
勉強すれば良いことがある


というプラスの体験を積み重ねること。


当然1回2回では足りませんから
地道にその経験を積み重ねることが大切です。


そうしてプラスの体験を重ねるうちに
いずれマイナスだった勉強への印象が
プラスに変わる瞬間が訪れるでしょう。


このプラスの体験というのは
何もテストの点数が上がるような
数か月に1回しかない
大きな変化だけではありません。


テレビのクイズ番組を見ていて
問題に答えることができたときに
「よく知ってたね」の一言や


宿題をしているときに
「頑張ってるやん」の声かけが


少しずつお子さんの気持ちを
勉強に向かわせます。


「いやいやそんなん先が見えへんわ」
と思うかもしれませんが
それは仕方がありません。


ハッキリ言って
一度勉強にマイナスイメージが
付いてしまった子を


もう一度プラスに持っていくには
ものすごく時間がかかります。


1カ月や2カ月意識して
褒めたところで親の思うようには
いかないと覚悟しておくべきですが


だからといって途中で強制的に
勉強させるような方法を取っては


それまでの過程が水の泡です。

ゲームを取り上げて
「勉強しなさい!」と言えば


一時的にお子さんは勉強します。


だってゲームを返してほしいですし
今以上に親を怒らせたら
自分にとって良いことはありませんから。


一時しのぎで勉強するアピールはするものの
しばらくすれば余計に勉強しなくなるのは
目に見えていますよね。


そうです、結論を言えば
教育は親の精神力が問われるのです。


辛抱強く見守ること。
子どもをよく見て認めてあげること。


それがお子さんが自発的に
何かを学ぶようになる


ただ一つの道だと思います。




過去の記事

全て見る